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WordPressでAI記事作成|下書きから公開までの安全な6ステップ

2026-10-13WordPress読了 約8分

WordPressでAIに記事を書かせたい人向けに、下書き保存から事実確認・画像・メタデータの確認を経て公開するまでの6ステップをまとめました。WordPress 7.0のAI機能、Googleの公式ガイダンス、権限の設定、AI画像の権利も1本で分かります。

WordPressでAI記事作成|下書きから公開までの安全な6ステップ

クライアントサイトのお知らせを、WordPressで月に数本更新している。AIに下書きを任せれば楽になるのは分かっています。

それでも、出てきた文章のまま公開ボタンを押していいのか。ここで手が止まりますよね。

結論: AIに任せるのは「下書き保存」まで。事実確認と公開ボタンは人が持ちます。

  • これからAIを使い始めるなら → 出力は毎回、下書き(draft)として保存する
  • すでに使っているなら → 数字・固有名詞・日付・リンクに加え、タイトル・メタディスクリプション・altも照らし合わせる
  • 外注やAIツールに投稿させているなら → そのアカウントを「寄稿者」にして、公開できるのを人だけにする
この記事の目次
  1. WordPressでAIを使うには、何を入れればいい?
  2. AIの下書きから公開まで、何をどの順でやる?
  3. AIで書いた記事は、Googleで不利になる?
  4. アイキャッチにAI画像を使っていい?権利・alt・メタデータの確認点
  5. 外注やAIツールに勝手に公開させないには?
  6. よくある質問
  7. この記事のまとめ

WordPressでAIを使うには、何を入れればいい?

2026年10月時点では「WordPress本体でAIにつなぎ、公式AIプラグインで生成する」組み方がいちばん素直です。

WordPress本体 つなぐ仕組み 公式AIプラグイン タイトル・alt・画像 AI提供元 APIキー・従量課金

2026年5月20日に出たWordPress 7.0で、AI Client(WordPressが生成AIと話すための仕組み)とConnectors画面が本体に入りました。Connectors画面は、外部AIとの接続を1か所でまとめて管理する場所です。

ただ、本体そのものが文章を書くわけではありません。書く役は次のプラグインです。

WordPress.orgにある公式「AI」プラグインのページ
WordPress.orgにある公式「AI」プラグインのページ(wordpress.org・2026-10-13時点の画面)
何をするか 担当 2026-10-13時点のメモ
AIとの接続・認証 本体(7.0以降のConnectors) 数クリックで認証できる
タイトル・抜粋・メタディスクリプション・スラッグ・alt・画像の生成 公式「AI」プラグイン v1.4.0。WordPress 7.0.3以上が必要
AI提供元の契約 自分 Anthropic・Google・OpenAIなどのConnectorプラグインを入れて、APIキーを設定する。ローカルで動くOllamaにも対応
利用料 自分 プラグインは無料。APIの利用料は提供元に払う

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入れる前に知っておきたいのは次の2点です。

個人的にいちばん安心できたのは、AI機能がすべてオプトイン(自分でオンにした機能だけ動く)な点です。しかもボタンを押したときにしか動かないので、知らないうちに記事が書き換わる心配がありません。

公式AIプラグインのほかに、Jetpack AIを使う方法もあります。使うなら料金も確認しておきましょう。

いずれも2026-10-13時点の情報です。

Jetpack AIの公式ページ
Jetpack AIの公式ページ(jetpack.com・2026-10-13時点の画面)

タイトル案や抜粋づくりに使う程度なら、無料枠で足りるサイトも多いはずです。月数本の更新なら、まず無料枠で回してから考えれば十分です。

AIの下書きから公開まで、何をどの順でやる?

ロボットと人が飛び石の道を進み、緑の旗のゴールへ向かう様子

AIが関わるのは2と4まで。3・5・6は人がやります。

1 2 3 4 5 6 構成・一次情報 AIで下書き 事実確認 画像・alt メタデータ 確認して公開 AIが手伝う 人が担当
# やること 見落としやすいところ
1 構成と一次情報(公式発表・自社の実績・お客様から聞いた内容)を用意する AIに渡す前に、個人情報を外しておく
2 AIで下書きし、「下書き保存」する 「公開」まで自動にしない
3 数字・固有名詞・日付・リンクを元の情報と照らし合わせる 料金や日付は、AIがもっともらしい値で埋めやすい
4 画像の権利を確認し、altとファイル名を整える 下の「AI画像」の見出しで詳しく書きます
5 タイトル・メタディスクリプション・スラッグを確認する 検索結果に出るのは、本文よりこちら
6 プレビューしてから公開し、リビジョンで差分を見る 7.0のリビジョン画面は、追加が緑・削除が赤・変更が黄

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調べていて「そこまで確認の範囲なのか」と気づかされたのが、ステップ5です。Googleは<title>、メタディスクリプション、構造化データ、画像の代替テキストも確認の対象だと書いています。

AIプラグインがワンクリックで埋めてくれる欄ほど、誰も読まずに公開されがちです。

AIで書いた記事は、Googleで不利になる?

虫眼鏡で文書に星を足す人の道と、書類が量産される道の分かれ道

作り方ではなく中身で評価されます。分かれ道は「人が価値を足したかどうか」です。

AIで 下書き 確認+独自情報 確認なしで量産 中身の品質で評価される スパムポリシーに抵触のおそれ

Googleは2023年2月のブログで、作り方より品質を重視すると書いています。

一方、スパムポリシーには例として、生成AIなどで「ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」が挙がっています。

検索上位には「毎日10本を自動投稿」型の手順も並んでいます。自動化そのものは否定されていません。Google自身、天気予報やスポーツの結果を役に立つ自動化の例に挙げています。問われるのは「価値を足さずに量を出すかどうか」で、AIで書くかどうかではありません。

AIに任せてよいこと 人がやること
構成案・見出し案・言い回しの候補 数字・日付・固有名詞・リンクの照合(Googleは公開前に手動で確認するよう求めている)
タイトル・抜粋・メタディスクリプションの案 案の中から選び、事実と合っているか読む
altテキストの案 画像の中身と合っているか確かめる
誤字や読みやすさの指摘 自分の実績・作例・一次情報を足す

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「AIで書いた」と書くべきかも、迷うところですよね。Googleの扱いは次のとおりです。

llms.txt(AI向けの案内ファイル)のような「AI検索向けの特別な対策」も、Googleのガイドでは不要とされています。足すべきは独自の中身のほうです。

アイキャッチにAI画像を使っていい?権利・alt・メタデータの確認点

見るのは「似ていないか」「altとファイル名」「メタデータ」の3つです。

AI画像 既存作品に 似ていないか alt・ ファイル名 メタデータ IPTC
確認すること 公式の考え方 具体的にやること
権利 文化庁の「考え方」では、AI画像の公開も通常の著作権侵害と同じ基準で判断される。既存作品との類似性(表現が似ている)と依拠性(それをもとに作った)がそろえば侵害になりうる 特定の作家名・作品名をプロンプトに入れない。仕上がりが既存作品に似ていたら使わない
alt・ファイル名 Googleは、altは自然な説明文にし、キーワードの詰め込みはスパムとみなされることがあるとしている IMG00023.JPGではなくspring-campaign-banner.jpgのような説明的な名前にする
メタデータ Googleは作り方の説明や画像メタデータの追加を勧めている。ECの商品画像では、IPTCのDigitalSourceTypeにTrainedAlgorithmicMediaを含める必要がある 生成ツールが付けたメタデータを、書き出しや圧縮で消さない

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文化庁の資料で目を引いたのは、依拠性の扱いです。学習データに似た作品が入っているか分からなくても、依拠性は立証されうるとされています。つまり「AIが勝手に描いた」は通りません。

逆に、作風がアイデアにとどまるなら侵害にならない、という整理もあります。ただ「考え方」には法的な拘束力がありません。案件で迷ったら、専門家に相談するのが確実です。

外注やAIツールに勝手に公開させないには?

受付窓口に書類を渡すロボットと、鍵で緑の扉を開ける編集者

AIツールや外注先のアカウントを「寄稿者」にすれば、公開ボタンそのものが出なくなります。

寄稿者 AI・外注 レビュー待ち 編集者など 公開
権限グループ 公開できるか 渡す相手の目安
寄稿者(Contributor) できない。「レビュー待ちとして送信」ボタンだけが出る AI連携ツール、外注ライター、インターン
投稿者(Author) 自分の投稿を公開できる 社内で事実確認まで任せられる人
編集者(Editor) 他の人の投稿も公開できる 最終チェックをする人

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寄稿者にはpublish_posts(公開する権限)がありません。送った記事はpending(レビュー待ち)になり、公開権限を持つ人の確認を待ちます。

自動投稿の仕組みを組んでいるなら、投稿ステータスをdraftかpendingにしておくのが安全な止めどころです。

この設定は、費用対効果がいちばん高いと見ています。追加のプラグインもお金も要りません。ユーザー設定を1か所変えるだけで、「うっかり公開」を仕組みで防げます。

よくある質問

Q. WordPressにAIは標準で入っていますか? 7.0から、AIにつなぐ仕組み(AI Client・Connectors)が本体に入りました。文章や画像を作るには、公式AIプラグインなどを追加します。APIキーも必要です。

Q. お客様の情報をAIに入力してもいいですか? 個人情報保護委員会は2023年の注意喚起で、規約やプライバシーポリシーの確認を求めています。事業者には、入力した情報が機械学習に使われないことなどを確かめるよう示されています。学習利用の設定は、使うAIサービスごとの規約で最新を確認してください。

Q. AIが書き換えた部分を元に戻せますか? 戻せます。リビジョン機能が、保存した下書きや公開後の更新を記録しているので、比べたり復元したりできます。7.0からは差分が色分けで表示されます。

この記事のまとめ

押さえること 理由
AIの出力は下書き保存で止める 公開の判断を人に残すため
タイトル・メタディスクリプション・altまで照合する Googleが確認の範囲に含めているため
AI画像は「似ていないか」「alt」「メタデータ」を見る 公開した時点で通常の著作権の基準で判断されるため
AI・外注のアカウントは寄稿者にする 公開ボタンが出ない設定にできるため
量より「自分にしか書けない情報」を足す 価値を足さない量産はスパムポリシーの例に当たるため

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今日やることは1つだけです。管理画面のユーザー一覧を開き、AIツールと外注先のアカウントの権限グループが「寄稿者」になっているか確かめてください。

この記事は、Webサイトの動く部品集 AETHER Motion の制作チームが書いています。

出典

  1. ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンスGoogle検索セントラル / 2026-10-13参照
  2. AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンスGoogle検索セントラル / 2026-10-13参照
  3. Google 検索のスパムに関するポリシーGoogle検索セントラル / 2026-10-13参照
  4. 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成Google検索セントラル / 2026-10-13参照
  5. Optimizing your website for generative AI features on Google SearchGoogle検索セントラル / 2026-10-13参照
  6. Google 画像検索のベストプラクティスGoogle検索セントラル / 2026-10-13参照
  7. 画像のメタデータ(IPTC)Google検索セントラル / 2026-10-13参照
  8. WordPress 7.0 "Armstrong"WordPress.org / 2026-10-13参照
  9. AI(公式プラグイン)WordPress.org / 2026-10-13参照
  10. Post StatusWordPress.org / 2026-10-13参照
  11. Roles and CapabilitiesWordPress.org / 2026-10-13参照
  12. RevisionsWordPress.org / 2026-10-13参照
  13. 「AIと著作権に関する考え方について」【概要】文化庁著作権課 / 2026-10-13参照
  14. AIと著作権について文化庁 / 2026-10-13参照
  15. 生成AIサービスの利用に関する注意喚起等個人情報保護委員会 / 2026-10-13参照
  16. Jetpack AIAutomattic(Jetpack) / 2026-10-13参照