ツール一覧 / AI活用ノート / AIでホームページを作る手順|構成から更新までAIと人の役割分担
AIでホームページを作るときに、構成・デザイン・文章・公開・更新の5工程それぞれでAIに任せる所と人が決める所を整理しました。Wix・STUDIOのようなサイトビルダー型と、v0のようなコード生成型の分かれ道、公開後の更新で手が止まりやすい点も扱います。
結論: AIは下書きを作るのが得意です。何を載せるか、誰が更新するかは人が先に決めておきます。
- 作り始める前に → 「公開後に更新するのは誰か」を決める
- 更新する人がコードを触らない → サイトビルダー型(Wix・STUDIOなど)
- 自分でコードを直せる・公開先も自分で選びたい → コード生成型(v0など)
「AIに頼めば、ホームページは1時間でできる」。そう聞いてプロンプトを打ってみると、たしかに数分でそれらしいページが出てきます。
手が止まるのはその後です。会社の住所が微妙に違う、料金表の数字が実在しない、半年後に営業時間を変えたいのに直し方が分からない。
この記事では、作る流れを5つの工程に分けました。工程ごとに「AIに渡していい所」と「人が握っておく所」をまとめています。根拠は各サービスの公式ページと公式ドキュメントです。
AIが速いのは「下書き」まで。各工程の最後のOKは人が出します。
| 工程 | AIに任せてよい所 | 人が決める所 |
|---|---|---|
| 構成 | ページ案・セクション案を出す | 載せない物を決める |
| デザイン | 叩き台のレイアウト・配色 | ブランドに合うかの判断 |
| 文章 | 下書き・言い換え | 数字・固有名詞の確認 |
| 公開 | 手順の案内 | プラン・ドメイン・商用利用の条件 |
| 更新 | 小さな修正の代行 | 誰が・どの道具で直すか |
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更新の欄に色を付けたのには理由があります。調べるほど、つまずく場所は作る工程ではなく公開した後に集まっていました。

構成はAIに広げさせて、人が絞り込みます。
AIの構成案は「よくあるホームページ」の平均に寄ります。会社概要・ブログ・FAQ・採用、と全部入りで出てきがちです。
全部作ると更新するページが増えます。個人的には、最初の公開はトップ・サービス・問い合わせの3ページで十分だと考えています。ページ数を増やすほど、後の工程の手間が重なっていくからです。
STUDIOは2026年9月に「Studio.Assistant」を正式リリースしています。ヒアリングからサイトマップ、ワイヤーフレーム(ページの骨組みの線画)、ドラフトデザインまでを自動で作る機能です。構成づくりをツールの中で済ませたい人には合います。

分かれ目は見た目ではなく「公開後に誰が直すか」です。
サイトビルダー型の代表がWixです。公式ページによると、作りたいサイトを文章で伝えると、AIエージェント「Aria」と会話しながらページ構成・文章・画像まで生成されます。生成後はAriaへの指示でも、ドラッグ&ドロップでも直せます。

コード生成型の代表はVercelのv0です。プロンプトからNext.js(Webアプリを作るための仕組み)のコードを生成し、ワンクリックで公開できます。FAQには、コードを書き出して手元で作業できることや、GitHubと双方向で同期できることが書かれています。

| サイトビルダー型(Wix・STUDIO) | コード生成型(v0) | |
|---|---|---|
| 生成される物 | ツール内の編集画面 | Reactなどのソースコード |
| 公開後の修正 | 画面上で文字や画像を差し替え | AIに再指示、またはコードを編集 |
| 公開先 | そのサービスの中 | 自分で選べる |
| 向いている人 | 依頼主に更新を渡す人 | 自分で保守を続ける人 |
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選び方の基準:公式ドキュメントに書かれた「生成物の形式」「公開先」「公開後の編集方法」の3点で分けました。どちらが上という話ではありません。

公開できます。ただし数字・固有名詞・メタ情報は人が確認してから出します。
Googleは検索セントラルのガイダンスで、生成AIを使うこと自体は禁止していません。問題にしているのは、読む人にとっての価値を足さずに大量のページを作ることです。
同じページには、生成モデルが事実を確かめずに出力するため、公開前に人がファクトチェックするよう書かれています。対象には本文だけでなく、タイトル・説明文・画像の代替テキストも含まれます。
これは地味に見落としがちです。本文は読み直しても、検索結果に出る説明文までAI任せのまま、というのはよくある抜けです。
無料プランで公開はできます。仕事のサイトなら、独自ドメインと商用利用の条件を先に見ておきます。
| サービス | 無料で始められるか | 独自ドメイン・商用で確認したい点(2026-10-08時点) |
|---|---|---|
| Wix | 始められる | 独自ドメインや決済はプレミアムプランの機能。価格は国・地域で変わるため公式で確認 |
| STUDIO | Freeプランあり | 独自ドメインは有料プランから。Miniは年払いで月590円 |
| v0 | Freeプランあり | Plusは1人月30ドル。生成物は自分で中身を確かめて使う |
| Vercel(v0の公開先) | Hobbyは無料 | Hobbyは個人の非商用に限られる。仕事ならPro(1人月20ドル) |
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一番引っかかりやすいのは最後の行です。Vercelの公式ドキュメントは、Hobbyプランを「非商用・個人利用」に限ると明記しています。クライアントのサイトや自社の集客ページを無料枠のまま出すのは、条件に合いません。
STUDIOのMiniは月590円です。時給3,000円で働いている人なら、月に12分ぶんの作業時間にあたります。文字の修正を1回頼むより安い金額です。
v0のFAQには、生成されたコードの所有権はVercelにないと書かれています。一方で、出力が他のユーザーの出力や第三者の権利物と似る可能性があり、確認は利用者の責任だとも書かれています。納品物に使う前に、ロゴや画像の扱いはひと通り見ておきます。

作るときより、半年後の「ちょっと直したい」で止まります。
| 場面 | 何が起きるか | 先にやっておくこと |
|---|---|---|
| 引っ越し | Wixのヘルプには、Wixのサイトは外部ホスティングに対応していないとある | ビルダー型は「そのサービスで長く運用する」前提で選ぶ |
| 小さな修正 | コード生成型は、1行の修正もAIへの再指示かコード編集になる | 文字や画像を差し替える場所をメモに残す |
| 引き継ぎ | 依頼主がコードを開けない | 更新する人が触れる道具で作る |
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コード生成型で、更新する人がコードを開けないケースが一番重いと感じました。v0のFreeプランは1日7メッセージまでです。依頼主が毎回AIに頼んで直す運用だと、回数とクレジットの管理まで渡すことになります。
逆に、STUDIOの「コンテンツ編集モード」は、文字・画像・アイコンだけを編集できるように範囲を絞れます。デザインを崩さずに更新できる仕組みが最初から用意されている点は、依頼主に渡す案件でいちばんうれしいところです。
記事は書き上げましたが、2点だけ手を入れていただく必要があります。
料金・プランの条件などの事実は、sourcesに載せた公式ページ(Wix、STUDIO、v0、Vercel、Google検索セントラル)を実際に開いて確認しました。
この記事は、Webサイトの動く部品集 AETHER Motion の制作チームが書いています。