ツール一覧 / AI活用ノート / Claudeでできること一覧【2026年9月時点】|無料と有料の違い
Claudeの無料プランでどこまでできるのか、Pro(月20ドル)で何が増えるのかを、公式ヘルプとプライシングページから2026年9月8日時点で整理しました。制作の現場での使いどころと、使用量の消費のされ方まで。
無料のClaudeで作業していて、途中で止められた。そこで「Proにするか」と課金ページを開いたものの、機能名が増えすぎていて何が増えるのか分からない。Cowork、Design、Science——去年は無かった名前が並んでいます。
この記事の結論
先に結論です。
以下、2026年9月8日時点の公式プライシングページとヘルプセンターの記載をもとに整理します。価格はすべて米ドル表記で、日本語ページでも円建ての表示はありませんでした(税別)。
順位を付けるので、先に基準を出します。この記事は次の3点だけで判断しています。
体感速度や「賢さ」は入れていません。プランで変わるのは主に使えるモデルと使用量であって、同じモデルなら回答の質は変わらないためです。
公式プライシングページの記載を、そのまま表にしました。2026年9月8日時点です。
| Free | Pro | Max | |
|---|---|---|---|
| 月額(月払い) | 0ドル | 20ドル | 100ドル / 200ドル |
| 年払い時 | — | 月17ドル(年200ドル) | 月払いのみ |
| Web / iOS / Android / デスクトップ | ○ | ○ | ○ |
| Web検索 | ○ | ○ | ○ |
| 会話をまたぐメモリ | ○ | ○ | ○ |
| ファイル作成・コード実行 | ○ | ○ | ○ |
| リモートMCPコネクタ | ○ | ○ | ○ |
| 拡張思考 | ○ | ○ | ○ |
| Claude Code | × | ○ | ○ |
| Claude Cowork | × | ○ | ○ |
| Claude Design(ベータ) | × | ○ | ○ |
| Claude Science | × | ○ | ○ |
| プロジェクト | 制限あり | 無制限 | 無制限 |
| Claude for Microsoft 365 | × | ○ | ○ |
| 使用量 | 限定的 | 標準 | Proの5倍 / 20倍 |
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線は「チャットの中で完結するか」で引かれています。会話しながら文章を書く、資料を読ませる、xlsxやpptxを出させる——ここまでは無料に入っています。Claudeが自分でファイルを触りに行く領域(ターミナル、ローカルファイル、ブラウザ操作)から先が有料です。
意外だったのは、リモートMCPコネクタとファイル作成が無料に入っていること。ファイル作成は設定 > Capabilities で「Code execution and file creation」をオンにすると使えます。1ファイル30MBまで。この2つは有料の目玉として扱われることが多いのですが、公式の一覧では無料側に置かれています。
次のような使い方なら、課金しなくても困りません。
無料の弱点ははっきりしていて、使用量です。公式ヘルプによると、使用量は5時間ごとにリセットされるセッション単位で管理されます。Proは「無料の少なくとも5倍」という書き方なので、無料枠の絶対量は公表されていません。長い会話、大きな添付ファイル、Web検索やリサーチの実行、拡張思考——これらは全部消費を増やします。
もうひとつ、モデルの制限があります。最新のFable 5 / 5.1 は無料プランでは利用できません。Proでも「プランの使用量には含まれず、使用クレジット経由でのみ」という扱いです。最新モデルを普通に回したいならMax以上、という設計になっています。
月20ドルは、1ドル150円として月3,000円。週あたり750円です。制作の時間単価を5,000円とすると、週9分の短縮で回収できる計算になります。
その9分をどこで取り返すかが問題です。Proで増える機能のうち、Web制作の現場で頻度が高いのは次の3つでした。
Claude Code。 ターミナルとIDEでClaudeを動かします。ヘルプに明記されているのは、claude.aiとClaude Codeの使用量が同じ枠を共有すること。ブラウザで長い調べ物をした日は、その分ターミナルの残量が減ります。ここは実際に使い始めると効いてくるはずの制約です。
Claude Cowork。 Claude Codeと同じ仕組みをターミナル無しで動かすもので、複数ステップの作業を任せて放置できます。デスクトップアプリならローカルファイルを直接読み書きし、サイトを開いてクリックやフォーム入力まで行います。定期実行のスケジュール設定もあります。ただし公式ヘルプに「通常のチャットより多くの使用量を消費する」と書かれています。動かしっぱなしにすると、その日の残量は早く溶けます。
Claude Design(ベータ)。 左がチャット、右がキャンバス。プロトタイプ、スライド、LP、マイクロサイトを会話で作ります。組織のデザインシステムを読み込ませて、それに沿った出力を自己チェックさせられる。書き出しはZIP・PDF・PPTX・HTMLで、Claude Codeへの受け渡しや、Adobe・Canva・Miro・Vercel・Wixへの送信もできます。
Designのベータ時点の弱点も公式に書かれています。インラインコメントがページに表示されないことがある、大きなコードベースで動作が重くなる、複数人の同時編集が安定しない、Webとデスクトップのみ。共同編集ツールとして使うにはまだ早い、と読むのが妥当です。
料金表より、この辺りのほうが実務では効きます。
上限は二階建てです。 5時間ごとにリセットされるセッション上限と、決まった曜日にリセットされる週次上限。週次は全モデルを合算します。つまり「午後に使いすぎた」だけでなく「今週使いすぎた」でも止まります。設定 > Usage で進捗バーを確認できます。
プロジェクトはキャッシュされます。 公式ヘルプに明記されているのは、プロジェクトに入れたコンテンツはキャッシュされ、再利用時は上限にカウントされないという点。案件ごとの仕様書やデザインガイドを毎回チャットに貼っているなら、プロジェクトに移すだけで消費が変わります。無料でも使えるので、まずここを試してから課金を考えるのが順番として正しいです。
コンテキスト長はプランで変わります。 有料プランの最新モデルは最大100万トークン、それ以外は50万または20万トークン。長い会話は消費も増えるので、区切って新しい会話にしたほうが結果的に持ちます。
使用クレジットには日本特有の条件があります。 上限到達後もAPI標準レートで続けられる仕組みですが、公式ヘルプに「一部の法域、たとえば日本では、使用クレジットは購入から6か月で失効する」と書かれています。まとめて入金しておく使い方は日本では向きません。もうひとつ、モバイルアプリ経由で契約した場合、使用クレジットはWeb版でしか有効化できません。iOSのアプリ内課金で入った人が後から詰まるポイントです。
学習データの扱いは設定次第です。 Free / Pro / Max の消費者プランでは、モデル改善の設定をオンにすると新規・再開したチャットとコーディングセッションが学習に使われ、データ保持期間は5年になります。オフのままなら30日。この設定はコンシューマーアカウントから使うClaude Codeにも適用されます。Claude for Work やAPI経由(Amazon Bedrock、Vertex AI含む)は対象外です。クライアントの非公開情報を扱うなら、契約前にここを確認しておくところです。
ファイル作成にはセキュリティ上の注意書きがあります。 公式ヘルプは、プロンプトインジェクションによって文脈情報が第三者に漏れる可能性に触れ、サンドボックス化や実行時間制限などの緩和策を挙げています。「Allow network egress」をオンにするかどうかは、扱うデータを見て決めることになります。
Maxで増えるのは、Proの5倍(月100ドル)か20倍(月200ドル)の使用量、出力上限の引き上げ、新機能への先行アクセス、混雑時の優先接続です。機能そのものはProとほぼ同じなので、「Maxにしか無い機能があるから上げる」という判断にはなりません。
Max側にある実質的な差はモデルです。Fable 5 / 5.1 はMaxでは標準で含まれ、週次上限の最大50%まで追加費用なしで使えます。Proでは使用クレジット扱いで、プランの使用量には含まれません。最新モデルを毎日回すならMax、という線引きです。
Maxの弱点は素直に価格です。月200ドルは月3万円で、時間単価5,000円なら月6時間分。それだけ短縮できているかどうかを、設定 > Usage の消費量を1か月見てから決めればいい話です。また、Maxは月払いのみで年払いの割引がありません。
Q. 無料プランでClaude Codeは使えますか。 使えません。公式ヘルプに、Claude CodeとCoworkは無料ユーザーには提供されないと明記されています。Proから含まれます。
Q. Proの年払いはいくら得ですか。 2026年9月8日時点で、月払い20ドルに対し年払いは200ドル(月あたり17ドル)。年間で40ドル、月あたり3ドルの差です。1年使い続ける確信があるなら年払い、迷っているなら月払いで1か月試すほうが損は小さいと思います。
Q. 日本円での価格はいくらですか。 公式の日本語プライシングページも米ドル表記で、円建ての固定価格は掲示されていません(税別表記)。請求額は決済時のレートによります。最新の金額は公式ページでご確認ください。
Q. 会話の内容が学習に使われるのが心配です。 消費者プラン(Free / Pro / Max)では、モデル改善の設定をオフにしていれば新規のチャットは学習に使われず、保持期間は30日です。オンにすると5年になります。シークレットチャットは設定に関わらず学習に使われません。業務での利用なら、契約形態自体を見直す選択肢もあります。
Q. 上限に当たったら、その日はもう使えませんか。 セッション上限は5時間でリセットされます。有料プランなら使用クレジットを有効化してAPI標準レートで続けることもできますが、日本では購入したクレジットが6か月で失効する点に注意が必要です。
次にやることを1つだけ挙げるなら、無料のまま設定 > Usage で1週間の消費を見て、案件資料をプロジェクトに移すことです。プロジェクトのキャッシュで消費が収まるなら、課金の判断はそのあとで構いません。