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AIでLPを作る構成の型|AIが外しやすい3箇所と直し方

2026-10-08Web制作読了 約6分

AIにLPの文章を書かせると、構成は整っているのに申し込みにつながらないことがあります。ファーストビュー・悩み・解決・実績・申し込みの5段の型と、AIがずれやすい「訴求の順番・CTAの数・実績の具体性」の直し方を、指示文の例つきでまとめました。

AIでLPを作る構成の型|AIが外しやすい3箇所と直し方

結論: AIには先に「型」を渡し、出てきた原稿は3箇所だけ人の手で直す。

  • 書かせる前 → ファーストビュー→悩み→解決→実績→申し込み の5段を指定する
  • 書かせた後 → 訴求の順番・CTAの数・実績の具体性 の3点だけ点検する
  • 実績の欄 → 根拠を手元で出せる数字だけ残す

「LPの構成案、AIに出させたらそれっぽいのが一瞬で出た」。そこまでは速いんです。問題は、そのまま公開して申し込みが入らないとき、どこを直せばいいのか分からないこと。

この記事では、型を先に見せてから、AIの原稿がずれやすい3箇所を直し方つきで並べます。

この記事の目次
  1. AIでLPを作るとき、構成は何から決める?
  2. 1つ目のずれ:AIは「悩み」より先に「機能」を語りがち
  3. 2つ目のずれ:CTAボタンが増えて、行き先がばらばら
  4. 3つ目のずれ:実績が「多数」「満足度No.1」とぼやける
  5. AIに渡す指示文は、型と禁止事項をセットで書く
  6. よくある質問
  7. この記事のまとめ

AIでLPを作るとき、構成は何から決める?

AIに「LPを書いて」と頼む前に、5段の順番をこちらで決めて渡します。

? ファーストビュー 悩み 解決 実績 申し込み 上から順に読まれる前提で並べる

ブロックごとに「何を伝える場所か」と「AIに渡す材料」を分けておくと、指示がぶれません。

ブロック 役割 AIに渡す材料
ファーストビュー(最初に見える画面) 誰の何を解決するかを1行で言う 対象者・一番の効果・ボタンの文言
悩み 「自分のことだ」と思ってもらう 実際の問い合わせで多い言葉
解決 なぜこの商品で解決するのか 仕組み・手順・他との違い
実績 信じてよい理由を出す 件数・期間・事例(根拠つき)
申し込み 次の一歩を1つだけ示す 申し込み方法・料金・不安への回答

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選び方の基準:問い合わせ・資料請求・購入のどれか1つをゴールにするLPを前提にしています。会社案内のように役割が複数あるページには当てはめていません。

1つ目のずれ:AIは「悩み」より先に「機能」を語りがち

スマホ画面で悩みを表すハートが機能の歯車の上に置かれる図

ファーストビューと悩みのブロックに、商品の機能説明が割り込んでいないかを見ます。

注目は上に集中 AIの初稿 機能 実績 悩み 直した後 悩み 解決 実績

商品資料をそのまま渡すと、AIは資料の順番どおりに書きます。資料はたいてい「機能→実績」の順なので、読む人の悩みが下のほうに押し出されます。

順番がなぜ効くのか。UX調査のNielsen Norman Groupが2018年に公表した調査では、ページを見ている時間の57%が最初の1画面、74%が最初の2画面に集中していました。悩みが3画面目にあると、そもそも読まれない側に入ります。

直し方は1行です。

2つ目のずれ:CTAボタンが増えて、行き先がばらばら

分かれ道で迷う人と、一本道をボタンへ進む人の対比

ボタンの文言と行き先が1種類にそろっているかを数えます。

? ボタンが3種類で迷う 同じボタンを繰り返す 行き先は1つ

AIに「CTA(申し込みボタンなどの行動を促す部分)を入れて」と頼むと、「資料請求」「無料相談」「LINEで質問」と気を利かせて並べてくることがあります。親切に見えて、読む側は選ぶ手間が増えます。

広告から来る人が多いなら、なおさら1つに絞ります。Google 広告ヘルプには、広告に書いた特典や行動を促すフレーズにランディングページの内容が対応している必要がある、と書かれています。広告で「無料相談」と打ったなら、LPのボタンも「無料相談」でそろえる、ということです。

よくある初稿 直した形
資料請求・無料相談・LINE登録が並ぶ ゴールを1つ決め、同じ文言を3〜4回置く
「お問い合わせ」だけで何が起きるか不明 「30分の無料相談を予約する」と中身まで書く
ボタンの近くに料金がない ボタンの直前に料金と所要時間を置く

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個人的には、ボタンの数より「文言が全部同じか」のほうが効くと思っています。数を減らしても文言が毎回違うと、読む側は別の行き先だと受け取るからです。

3つ目のずれ:実績が「多数」「満足度No.1」とぼやける

実績の欄にある数字が、根拠を出せるものかどうかを1つずつ確かめます。

多数の実績 満足度No.1 ? 件数 期間 出典 確かめられる形にする

AIは実績の材料を渡さないと、それらしい言葉で空欄を埋めます。「導入実績多数」ならまだ空っぽなだけで済みます。困るのは「顧客満足度No.1」のように、根拠のない順位が出てくるときです。

消費者庁が2024年9月に公表したNo.1表示の実態調査では、令和5年度の措置命令(行政からの是正命令)44事業者のうち13事業者がNo.1表示に関するものでした。体験談にも注意が要ります。2017年の打消し表示の報告書では、「個人の感想です」と添えても、体験談から受ける「大体の人に効果がある」という印象はほとんど変わらない、と整理されています。

AIが書きがちな実績 差し替える形
導入実績多数 「2023年4月〜2026年9月に制作したLP 48本」(実数を入れる)
顧客満足度No.1 削除。調査をしたなら調査主体・時期・対象を併記
「売上が3倍に!」という声 誰の・どの期間の数字かを添える。平均的な結果も書く
架空の会社名つき事例 許可を取った実在の事例だけ残す

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ここが一番危ないと感じたのは、AIの文章が自然すぎて、数字が作られたものだと読み返しても気づきにくい点です。実績の欄だけは、全部の数字に「これはどこから来た?」と聞いてから残してください。

AIに渡す指示文は、型と禁止事項をセットで書く

AIが下書きし、人が虫眼鏡で点検して公開へ進む流れ

構成の順番と「書いてはいけないこと」を、最初の指示に入れてしまいます。

AIが初稿 人が3点を点検 公開

対話型AIならどれでも使える書き方にしています。例としてAnthropicのClaudeを挙げます。

AnthropicのClaude紹介ページ
AnthropicのClaude紹介ページ(anthropic.com・2026-10-08時点の画面)
次の順番でLPの文章を書いてください。
1. ファーストビュー:対象者と得られる結果を1行。商品名と機能は出さない
2. 悩み:下の「よく聞く悩み」を言い換えずに使う
3. 解決:機能の説明はここだけに書く
4. 実績:下の「実績データ」にある数字だけを使う。無ければ空欄のまま【要確認】と書く
5. 申し込み:ボタンの文言は「◯◯」に統一。他の行動は提案しない

書いてはいけないこと:No.1・満足度◯%・架空の事例・架空の数字

ポイントは4番の「無ければ空欄」です。埋めなくていいと明示しないと、AIは埋めにきます。

納品物に使うときの規約も見ておきます。2026-10-08時点のAnthropicの利用規約(2025年10月8日発効版)では、規約を守る限り出力の権利はユーザーに譲渡されるとしたうえで、正確さを自分で確かめずに出力に頼らないよう書かれています。ほかのAIを使う場合も、提供元の最新の規約を確認してください。

よくある質問

AIの初稿は「たたき台」と割り切ると、作業が速くなります。

質問 答え
ファーストビューの見出しもAIに任せていい? 案出しは任せて大丈夫です。10案ほど出させ、悩みの言葉が入っているものを選ぶと絞りやすくなります
LPの長さはどのくらいが目安? 決まった正解はありません。悩みと実績が最初の2画面に収まっていれば、下は長くても問題になりにくいです
お客様の声はAIで作っていい? 作らないでください。実在の声を、本人の許可を取って使います。AIに頼むのは言い回しの整理までです

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この記事のまとめ

型を渡す→3箇所を直す、の2段階で回すと、AIの速さを活かしたまま外れにくくなります。

この記事は、Webサイトの動く部品集 AETHER Motion の制作チームが書いています。

出典

  1. Scrolling and AttentionNielsen Norman Group / 2026-10-08参照
  2. 品質スコアを使って広告のパフォーマンスを高める 5 つの方法Google 広告 ヘルプ / 2026-10-08参照
  3. 検索キャンペーンの品質スコアについてGoogle 広告 ヘルプ / 2026-10-08参照
  4. 「No.1表示に関する実態調査報告書」の公表について消費者庁 / 2026-10-08参照
  5. No.1表示に関する実態調査について(概要)消費者庁 / 2026-10-08参照
  6. 景品表示法に関する実態調査報告書(一覧)消費者庁 / 2026-10-08参照
  7. 打消し表示に関する実態調査報告書(概要)消費者庁 / 2026-10-08参照
  8. Consumer Terms of ServiceAnthropic / 2026-10-08参照