ツール一覧 / AI活用ノート / WordPressをAIでカスタマイズ|子テーマ・追加CSSで壊さない手順
ChatGPTやClaudeに書かせたCSSやPHPをWordPressのどこに貼れば安全かを、追加CSS・子テーマ・functions.phpの順にまとめました。作業前のバックアップ、AIへの頼み方の文例、CSSが効かないときの確認、真っ白になったときの戻し方も載せています。
結論: AIのコードは親テーマに貼らないでください。壊れにくい場所から順に使います。
- 作業の前に → データベースとファイルの両方をバックアップ
- 見た目を直すなら → 追加CSS。PHPを触るときだけ 子テーマ
- AIに頼むなら → テーマ名とセレクタ(直したい部品の名前)を渡し、プレビューで確かめてから公開
「ここの余白、AIに聞けばすぐ直るのでは」。そう思ってChatGPTを開いた人がつまずくのは、たいてい頼み方ではありません。
返ってきたコードをどこに貼るかです。以下、貼る場所を壊れにくい順に並べて、その順に作業する手順をまとめます。
見た目なら追加CSS、PHPなら子テーマ。親テーマのファイルには貼りません。
| 変えたいもの | 貼る場所 | テーマを更新したら |
|---|---|---|
| 色・文字の大きさ・余白 | まずスタイルやカスタマイザーの設定 | 残る |
| 設定で変えられない見た目 | 追加CSS | 残る(テーマを切り替えると消える) |
| 特定のブロックだけの見た目 | ブロックごとの追加CSS(ブロックテーマ) | 残る |
| 機能の追加(PHP) | 子テーマの functions.php | 残る |
| 親テーマのファイル | 触らない | 上書きされて消える |
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親テーマを直接編集すると、テーマの更新で上書きされます。WordPress公式がそう書いています。
子テーマは、親テーマを書き換えずに変更を足すための仕組みです。公式ドキュメントは、カスタムCSSを書く前にスタイルの設定項目で済ませることも勧めています。
「ご自分で子テーマを導入して、子テーマのstyle.cssを利用するか、プラグインを利用するか等しましょう。」 — Yahoo!知恵袋の回答(2023年9月)

データベースとファイルの両方。CSSしか触らない日も、今のCSSをテキストで控えます。
レンタルサーバーの自動バックアップも使えます。ただし、戻すときの決まりは会社ごとに違います。
| サーバー | 自動バックアップ | 戻す前に確認しておくと安心なこと |
|---|---|---|
| エックスサーバー | 1日1回。Web・メールとMySQLは過去14日分 | 旧サーバー(sv12301.xserver.jp 以前など)のWeb・メールは過去7日間。復元するとファイルは上書きされ、バックアップ日より後に作ったファイルは消える |
| ConoHa WING | 1日1回。Webサイト・メール・データベースの過去14日分。全プランで無料 | リストアファイル(Web・Mail)は作成から24時間で消える。1週間に5回以上リストアすると、一定期間制限されることがある |
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(2026-10-14時点の公式ページによる)


AIのコードを貼る直前の状態に確実に戻したいなら、手動で控えるほうが早く済みます。
あなたがプラグインで済ませたいなら、UpdraftPlusが候補です。無料版でもデータベース・プラグイン・テーマを手動でバックアップできます。

追加CSSの控えは、画面上のコピーでつまずきやすいところです。
「WordPress外観→カスタマイズ→追加CSS画面でCSSを全て選択してコピーしても、画面分しかコピーできません。」 — Yahoo!知恵袋の質問(2025年2月)
カスタマイザーの追加CSSには、変更履歴(リビジョン)が残る仕組みがあります。それでも、作業前にメモ帳へ控えておくほうが戻すのは早いです。
テーマの種類で場所が違うからです。ブロックテーマにはカスタマイザーが出てきません。
| テーマの種類 | 追加CSSの開き方 |
|---|---|
| クラシックテーマ(SWELL、Cocoonなど) | 外観 → カスタマイズ → 追加CSS |
| ブロックテーマ(Twenty Twenty-Fiveなど) | 外観 → エディター → スタイル → 三点メニュー → 追加CSS(6.9からはスタイル画面のヘッダーにある三点メニューの中) |
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「ワードプレスについてです。追加でCSSを入れたいのですが、外観→『カスタマイズ』という項目がありません。」 — Yahoo!知恵袋の質問(2023年9月)
ブロックテーマには「ブロックごとの追加CSS」もあります。ここにはセレクタも波括弧も書かず、font-style: italic; のように プロパティ: 値 の形だけを書くのが公式の決まりです。
AIはふつうのCSSの形で返してきます。そのまま貼ると効かないので、頼むときに一言添えておけば防げます。

CSSだけなら追加CSSで足ります。PHPやテンプレートを触るなら子テーマが要ります。
| あなたのテーマ | 子テーマの扱い |
|---|---|
| SWELL | 子テーマは無料。会員サイトのマイページからダウンロード。子テーマには自動更新がない |
| Cocoon | 親テーマと子テーマを両方入れ、子テーマを有効にする使い方を公式が勧めている |
| ブロックテーマ | 見た目の調整は主に theme.json(テーマの設定ファイル)で行う。子テーマのCSSが要らない場合も多い |
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「そもそも、これまでの君のサイトエディターでの編集は元のテーマを書き換えてない。つまり、子テーマを使う必要がない。」 — Yahoo!知恵袋の回答(2025年9月)
クラシックテーマとブロックテーマでは、子テーマが要る場面が違います。ブロックテーマは、サイトエディターで変えた内容がデータベースに入ります。親テーマを書き換えない作りなんです。
公式ドキュメントで目を引いたのは、子テーマの functions.php の扱いでした。子テーマのものと親テーマのものは、両方読み込まれます。AIに「親の functions.php を丸ごとコピーして」と頼むと、関数名が重なって致命的なエラーになります。
テーマ名、貼る場所、セレクタ、スクショの4つ。これで1回目から使えるCSSが返ってきやすくなります。
セレクタの調べ方は2手です。
あとは次の文をコピーして、自分のサイトに合わせて書き換えてください。
WordPressの見た目を直したいです。
・テーマ:Cocoon(クラシックテーマ)
・貼る場所:外観→カスタマイズ→追加CSS
・直したい所:スマホで見たとき、h2見出しの下の余白が広すぎる
・セレクタ:.entry-content h2(開発者ツールでコピー)
・条件:テーマのCSSは書き換えない。!importantは最小限。スマホ幅だけに効かせる
・スクショを添付します
貼るCSSと、何を変えたかの説明を短く返してください。
「どのコードも人間が修正を必要としますのでやはりCSSやPHPのスキルは必要となりそうです。」 — 制作会社のブログ(2026年1月)
AIのCSSは、カスタマイザーのプレビューで確かめてから公開すると安心です。カスタマイザーの左側パネルの下にあるボタンで、スマホやタブレットの表示も見られます。
紛らわしいのが、WordPress.comの「WordPress Agent」というAI機能です。2026-10-14時点のサポートページでは、対象はPersonal・Premium・Business・Commerceの各プランで、ブロックテーマ向けとされています。使える環境は、サポートページで最新をご確認ください。

効かないならキャッシュ→優先順位→貼る場所の順に見ます。真っ白なら、管理者宛てのメールを確認します。
| 起きたこと | まず確認すること |
|---|---|
| 見た目が変わらない | スーパーリロードと、キャッシュ系プラグインのキャッシュ削除 |
| 一部だけ効かない | 開発者ツールで、テーマ側のCSSが優先されていないか |
| ブロックのCSSが効かない | セレクタ付きで書いていないか |
| 画面が真っ白・エラー表示 | 管理者宛てに届くリカバリーモードのメール |
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真っ白になったときに頼れるのが、WordPress 5.2で入ったリカバリーモードです。致命的なエラーが起きると、管理者のメールアドレスにリンクが届きます。
そのリンクから入れば、原因のプラグインやテーマが止まった状態でログインできます。
Q. 追加CSSと子テーマのstyle.css、両方に書いてもいい? 書けます。ただ、同じ部分を両方で指定すると、どちらが効いているのか分からなくなります。見た目の修正は追加CSSにまとめるほうが管理しやすいです。
Q. テーマを乗り換えたら追加CSSはどうなる? 画面から消えます。テーマの更新では消えませんが、切り替えると消えます。乗り換える前にテキストで控えておいてください。
Q. AIが書いたPHPを functions.php に貼ってもいい? 親テーマのものには貼りません。貼るなら子テーマの functions.php に、バックアップを取ってからです。
管理画面のテーマファイルエディターで直した内容は、保存した瞬間にサイトへ反映されます。手元で試してからアップロードするほうが安全です。
Template: には、親テーマのフォルダ名を一字違わず書きますこの記事は、Webサイトの動く部品集 AETHER Motion の制作チームが書いています。