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Claude ProjectsとChatGPT Projectsの使い分け|資料の渡し方

2026-09-28使い方読了 約6分

同じ資料をまとめて渡すとき、ChatGPT Projectsはファイルの本数で止まり、Claudeのプロジェクトは容量で止まります。両社の公式ヘルプに書かれている上限と、渡す前の手順を整理しました。

案件の資料一式をAIに渡したい。仕様書、議事録、既存サイトの文言、ブランドガイド。チャットに毎回貼るのが面倒になって、そこで「プロジェクト」という機能に気づく。ここで手が止まります。ClaudeとChatGPT、どっちに置くのが正解なのか。

結論から言うと、優劣ではなく止まり方が違うだけです。

結論: 渡す資料の「本数」と「増え方」で決める。

  • 資料が数本で、形が固まっている → ChatGPT Projects
  • 資料が多い・これから増える → Claudeのプロジェクト
  • 同じ資料をチームで共有したい → ClaudeのTeamプラン
この記事の目次
  1. どっちが上か、ではなく「何で止まるか」で決まる
  2. ChatGPT Projectsは「ファイルの本数」で止まる
  3. Claudeは本数ではなく「入り切るか」で判断される
  4. 資料をまとめて渡すときの手順
  5. チームで同じ資料を共有したいなら
  6. よくある質問
  7. この記事のまとめ
  8. 次に読むなら

どっちが上か、ではなく「何で止まるか」で決まる

この章だけ読めば選べます。両方の壁の位置が違います。

ChatGPT Projectsは、1プロジェクトに入れられるファイルの本数に上限があります。Claudeのプロジェクトは本数ではなく、入り切るかどうかで判断されます。だから「30本の議事録を放り込みたい」という場面で、片方は入口で止まり、片方は止まりません。

渡す資料は? 本数と増え方で見る 数本・形が決まっている ChatGPT Projects 量が多い・あとから増える Claudeのプロジェクト チーム全員で同じ資料を見る Claude Team / Enterprise

個人的には、この分岐は思ったよりきれいに割れると感じました。両方それなりに使える機能だと身構えていたのですが、公式ヘルプを読み比べると設計思想がはっきり別で、迷う余地が少ない。

ChatGPT Projectsは「ファイルの本数」で止まる

上限はプランごとに違います。無料は5本です。残りは表にまとめました。

ChatGPTの公式紹介ページを見る(openai.com)

プラン 1プロジェクトに入るファイル
Free 5本
Go / Plus 25本
Pro / Business / Enterprise 40本

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この上限は2025年9月、無料ユーザーへの開放と同時に引き上げられたものです。同じタイミングで、プロジェクトごとのアイコン・色の設定と、そのプロジェクトだけに閉じたメモリ(記憶)の切り替えも追加されました。

ChatGPT:本数の壁 5 / 25 / 40 本でそれ以上入らない 1本が小さくても本数は減らない Claude:容量の壁 上限に近づくと検索方式に切り替わる 有料プランは扱える容量がさらに伸びる

ここで面白いのが、OpenAI自身が運営する開発者フォーラムの投稿です。上限が引き上げられる前のスレッドには「この本数では大きめのコード案件に使えない」「本数が足りず、半分近くのファイルを入れられない」といった書き込みが並んでいます。同じスレッドでOpenAIのサポート担当が2026年5月に「理想的ではない、開発チームに要望として上げた」と返答していました。

「200ドルのChatGPTをやめて20ドルのClaudeに移った」という投稿もあります。極端な例ですが、本数制限が理由で乗り換えを考える人が実在するという事実は、機能表を見るより雰囲気が伝わります。

Claudeは本数ではなく「入り切るか」で判断される

Claudeのプロジェクトは、アップロードしたものをそのまま文脈に載せます。そして上限に近づくと、挙動が静かに切り替わります。

Claudeの公式トップページ
Claudeの公式トップページ(claude.com・2026-10-01時点の画面)

公式ヘルプによると、プロジェクトの知識がコンテキストの上限に近づく、または超えると、RAG(必要な部分だけ探して読み出す方式)が自動で有効になります。全部を一度に読むのをやめて、質問ごとに関連する箇所を検索して拾ってくる動き方です。このとき「プロジェクトナレッジを検索しています」という動作が画面に出ます。

資料が少ないうち 全部そのまま読む 上限に近づく 自動で切り替わる 検索して拾う 関連部分だけ読み出す ここが弱点 検索方式になると「探してもらう」前提になるため、ファイル名が雑だと拾われにくい この切り替えは有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)だけ
ClaudeのRAGについての公式ヘルプページ
ClaudeのRAGについての公式ヘルプページ(support.claude.com・2026-10-01時点の画面)

無料プランではこの拡張が働きません。プロジェクト自体は無料でも作れて、上限は5個までです。つまり「資料を大量に置く」用途だと、Claudeは無料枠では足りません。逆に、置く資料が数本で読み込ませたいだけなら、無料のままで問題なく回ります。

ファイル単体の条件も公式に出ています。

項目 Claudeの上限
1ファイルの容量 500MB
1つのチャットに添付 20ファイル
PDFのページ数 1,000ページまで
PDFの図版の解析 100ページまで(以降は文字だけ)

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正直、この「101ページ目から図が見られなくなる」は地味に見落としがちです。ページ数の多い仕様書PDFを渡して図まで読んでほしいなら、章ごとに分けたほうが確実です。

資料をまとめて渡すときの手順

どちらを選んでも、やることはほぼ同じです。順番を間違えると後で効きが悪くなります。

1 目的を1つに絞る(1案件・1テーマで1プロジェクト) 2 ファイル名を内容が分かる形に直す(日付・種類を入れる) 3 同じ種類の資料は1本にまとめてから入れる 4 「どう答えてほしいか」は資料ではなく指示欄に書く 5 質問するときはファイル名を口に出して指定する

2と5は、Anthropic自身が公開している学習コースでも推奨されている作法です。「Q4-2025-Sales-Report.pdf」のように内容が分かる名前を付け、質問時にその名前で呼ぶ。検索して拾う方式になったとき、ここが効きます。

3は、ChatGPT側の本数制限への対処にもなります。議事録を10本入れるより、月ごとに1本へ束ねたほうが枠が空きます。手間はかかりますが、上限に当たってから慌てるより早い。

4の線引きは、同じコースが分かりやすく書いていました。知識は「何を参照するか」、指示は「どう振る舞うか」。トンマナや文体の希望を資料に混ぜると、参照対象と命令が混ざって効きが鈍ります。

チームで同じ資料を共有したいなら

一人で使うなら好みで選べます。複数人で同じ資料を見る段階になると、条件がはっきり分かれます。

やりたいこと Claude ChatGPT
プロジェクトを他人と共有 Team / Enterpriseのみ Business / Enterprise向けの機能として提供
権限の指定 「閲覧のみ」「編集可」 プランと管理設定による
組織全体に公開 可(管理者が無効化もできる) 管理設定による

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Claudeの共有は、無料・Pro・Maxでは使えません。個人プランで契約して「あとでチームに広げよう」と考えていると、ここで契約を組み替えることになります。

料金を時間に置き換えると判断しやすくなります。2026-09-28時点のClaudeは、Proが月20ドル、Maxが月100ドルから、Teamの標準席が1席あたり月25ドル。Proの月20ドルは、資料を貼り直す手間が週20分ほど浮けば元が取れる水準です。ChatGPTの各プランの金額は改定が入りやすいので、公式の料金ページで最新を確認してください。

よくある質問

Q. 両方に同じ資料を入れて使い分けるのはありですか。

管理する場所が増えるだけなので、更新する資料は片方に置くほうが楽です。ただし、片方を「書かせる用」、もう片方を「読ませて質問する用」と役割で分けるなら、二重に持つ意味はあります。

Q. 無料プランだけで完結しますか。

置く資料が数本で、内容が変わらないなら足ります。資料が増え続ける・チームで共有する段階になったところで有料の検討でよく、先に課金する必要はありません。

Q. 生成された文章をそのまま納品物に使っていいですか。

各社の利用規約で扱いが決まっているため、納品物に含めるなら契約しているプランの規約本文を確認してから判断してください。ここは推測で進めると後戻りが大きい部分です。

この記事のまとめ

次に読むなら

出典

  1. What are projects?Anthropic(Claude ヘルプセンター) / 2026-09-28参照
  2. How can I create and manage projects?Anthropic(Claude ヘルプセンター) / 2026-09-28参照
  3. Retrieval augmented generation (RAG) for projectsAnthropic(Claude ヘルプセンター) / 2026-09-28参照
  4. Upload files to ClaudeAnthropic(Claude ヘルプセンター) / 2026-09-28参照
  5. Manage project visibility and sharingAnthropic(Claude ヘルプセンター) / 2026-09-28参照
  6. Claude 料金プラン一覧(Free / Pro / Max / Team / Enterprise)Anthropic / 2026-09-28参照
  7. Introduction to projects(Claude 101)Anthropic(Claude Academy) / 2026-09-28参照
  8. 「ファイル上限が足りない」という投稿とOpenAIサポートの返答(公式フォーラム)OpenAI Developer Community / 2026-09-28参照
  9. OpenAI rolls out ChatGPT Projects to free users(プラン別ファイル上限 5/25/40)Engadget / 2026-09-28参照
  10. OpenAI expands Projects feature to free ChatGPT usersBusiness Today / 2026-09-28参照